22.05.26

セレモニーは何かと入り用なものが多いなとか思いながら友人の結婚式に参列する準備に色々と買い物をした。こういう準備にかこつけて物欲の制限を取り払うことを自分に許した。セレモニーの場において新郎新婦に贈ることができるのは祝儀とせいぜいこの身の存在くらいで、身なりを整えれば整えるほど二人へ贈与される祝福の純度は高まって結晶化していく。際限のない贈与の気持ち良さに昂っているときこれは戦争みたいだと思う。贈与も戦争もどちらもこのように、そのうちに蕩尽を含んでいる。